オルカン最新予測|2026年9月の3シナリオと確認データ

MONTHLY SCENARIO REVIEW

オルカン最新予測|2026年9月版

未来を1本に決める予言ではなく、株価・利益・金利・為替・景気の条件から「起こり得る幅」を整理するページです。

データ基準日:2026-08-31

現在の基準価額38,905円2026-08-31
年初来+16.11%P0:33,507円
年初来高値39,019円+16.45% / 2026-08-14
年初来安値32,176円-3.97% / 2026-03-31
現在の判断高値圏だが、予言せず条件で備える

最大の追い風:世界株の円換算リターンが年初からプラスで、米国企業利益の増加と円安が基準価額の支えになり得ること。

最大のリスク:高い米長期金利、目標以上の物価、弱い雇用、急な円高の複数要因が同時に表れること。

基本シナリオは年末の年初来+12.00%〜+22.00%、基準価額37,500円〜40,900円です。現在値から必ずこの幅に収まるという意味ではありません。

月別の中心シナリオ

下表は現在値と各条件から置いた主観レンジです。統計的な信頼区間ではありません。表の数値は1万口あたりの基準価額です。

2026-08-31の38,905円を起点とした中心シナリオ
中心値 想定レンジ 主な条件
2026年09月 39,000円 37,000円〜41,000円 月初から月末まで、長期金利の再急騰と急な円高が同時に起きにくい
2026年10月 39,200円 36,500円〜41,500円 米物価と雇用の減速を市場が混乱なく消化する
2026年11月 39,500円 37,000円〜42,000円 主要企業の利益予想が維持され、円高が加速しない
2026年12月 39,700円 37,500円〜42,500円 景気後退を回避し、高金利と利益成長が均衡する

強気・基本・弱気の3シナリオ

年末基準価額は、2026年最初の観測日(1月5日)の33,507円を0%として、33,507 ×(1 + 年初来騰落率)を読みやすい概数に丸めています。ウェイトは合計100%ですが、統計モデルが算出した確率ではありません。

年末想定。*ウェイトは読者が比較しやすいように置いた主観的な重みです。
シナリオ 主観ウェイト 年初来 年末基準価額 条件 主なリスク
強気 25%* +22.00%〜+30.00% 40,900円〜43,600円 企業利益が伸び、米長期金利が低下、株高と円安が同時に基準価額を押し上げる。 上昇後の割高感と反動安。
基本 50%* +12.00%〜+22.00% 37,500円〜40,900円 景気は減速するが後退は回避。利益は崩れず、高い金利と株高が拮抗する。 インフレ再加速、為替の円高反転、雇用の想定以上の悪化。
弱気 25%* -2.00%〜+10.00% 32,800円〜36,900円 長期金利の上昇、企業利益予想の下方修正、雇用悪化、または急な円高が重なる。 複数要因の同時発生で年初来の上昇分を大きく吐き出す。

今月確認した7つの要因

MSCI ACWIの構成とバリュエーション

確認した事実P/E 23.24倍、Forward P/E 17.13倍、P/BV 3.82倍、構成銘柄2,460。円換算のNet Returnは7月末時点で年初来+13.10%。

Asset Logの判断利益成長が続けば支えになる一方、割高感と利益下振れは調整幅を広げる要因です。

MSCI ACWI Index(2026-07-31) / MSCI ACWI Net Returns (JPY)(2026-07-31)

米国の政策金利と長期金利

確認した事実7月29日のFed政策金利誘導目標は3.50〜3.75%。8月27日の米10年国債利回りは4.67%、30年は5.19%。

Asset Logの判断長期金利の高止まりは高PER銘柄の重石。金利低下は追い風、再上昇は下振れ要因です。

FOMC statement(2026-07-29) / H.15 Selected Interest Rates(2026-08-27)

米国景気と企業利益

確認した事実2026年4〜6月期の実質GDP改定値は年率+1.5%、企業利益は前期から年率換算で400.9億ドル増。

Asset Logの判断景気と利益はプラス材料ですが、成長は強すぎず、金利・物価と同時に確認します。

GDP Second Estimate, 2026 Q2(2026-Q2)

米国雇用

確認した事実7月の非農業部門雇用者数は2.3万人減、失業率は4.1%。

Asset Logの判断雇用の弱さは景気と利益の下振れリスク。一方、金利低下要因にもなり得るため一方向に決めつけません。

Employment Situation, July 2026(2026-07)

為替(USD/JPY)

確認した事実Federal Reserve H.10の最新利用可能値は1ドル=159.9700円。

Asset Logの判断円安は円換算基準価額を支えやすい一方、急な円高は世界株が横ばいでも基準価額を押し下げ得ます。

H.10 Japanese Yen to U.S. Dollar(2026-08-28)

日銀政策

確認した事実日銀は6月会合で、無担保コールレート(オーバーナイト物)を0.9%程度で推移するよう促す方針を維持し、補完当座預金制度の適用金利は1.0%。

Asset Logの判断日米金利差と日銀の次の判断は円相場の変動要因であり、オルカンの円換算値に影響します。

Minutes of the June 2026 Monetary Policy Meeting(2026-06-17)

予測精度:低〜中
米物価は2%目標を上回る一方、雇用は弱く、金利・利益・為替の方向が揃っていません。月別レンジと主観ウェイトは統計モデルの確率ではないため、予測精度を低〜中と評価します。

前回の9月予測の現在地

8月25日版が示した9月シナリオは、9月1日時点で予測期間が終了していません。的中・外れの採点は行わず、8月末の公式値を反映した起点とレンジの変化だけを示します。

2026年8月25日版と9月版の比較。9月は未終了のため採点しない。
項目 8月25日時点 9月版 変化・判定
9月中心値 38,500円 39,000円 +500円(未採点)
9月レンジ 36,500〜40,500円 37,000〜41,000円 上限・下限を各500円上方へ(未採点)
基本シナリオの年末帯 37,500〜40,200円 37,500〜40,900円 上限を700円上方へ(未採点)
最新の公式基準価額 38,471円(8月25日) 38,905円(8月31日) +434円。これは実績値の更新であり、9月予測の結果ではない

予測の読み方

  • 基準価額は世界の株価だけでなく、為替の影響も受けます。
  • 米国株が上がっても、急な円高で円換算の上昇が相殺されることがあります。
  • 過去の月別傾向だけで売買を決めません。
  • 想定レンジ外の値動きは十分に起こり得ます。

過去分析と使い分ける

出典・調査方法

ファンドの年初来・高値・安値は公式日次CSVから再計算。シナリオは上記の事実を条件分岐にしたAsset Logの主観分析です。各出典の日付は実際の公表基準日で、すべてを9月1日のデータとして扱っていません。

更新履歴:2026年9月1日—8月末の公式基準価額と、2026年9月1日時点で公表済みの一次情報を反映。8月25日版の9月予測は未終了のため採点せず、変化だけを表示。

免責
この予測は投資助言ではなく、公開データを条件分岐にしたシナリオ分析です。将来の基準価額を保証しません。投資には元本割れの可能性があります。最終判断はご自身で行ってください。