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NASDAQ100とは?金融を除く大型成長企業と集中リスクを解説

INDEX GUIDE / 公式情報で確認

NASDAQ100NASDAQ100Nasdaqが算出する、Nasdaq市場に上場する主要な非金融企業100社のパフォーマンスを測る株価指数です。単純な時価総額加重ではなく、調整ルールがあります。を、指数・投資信託・過去実績に分けて理解する

データや商品名を混ぜず、何へ投資する仕組みなのかを初心者向けに整理します。

著者: Asset Log運営者公開日: 2026年8月26日最終更新: 2026年8月27日データ基準日: 2026-07-31
30秒で分かる要約

  • 投資対象:Nasdaq市場に上場する非金融企業のうち、時価総額時価総額上場株式をある時点の株価で評価した総額で、一般に株価に株式数を掛けて求めます。個別企業の株主持分の市場価値や、市場全体の規模を表すために使われます。が大きい100社の値動きを測る指数です。複数種類株式があるため証券数は100を超えることがあります。
  • 最大の特徴:『テック指数』と呼ばれがちですが、公式には上場市場と非金融という条件が中心です。結果として成長企業・半導体への集中が強くなっています。
  • オルカンオルカン三菱UFJアセットマネジメントの投資信託「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の通称です。全世界株式という資産分類そのものではありません。との違い:オルカンは国・業種を広げる設計、NASDAQ100はNasdaq上場の非金融大型企業へ集中する設計です。両方を持つと上位米国株が重複します。
  • リスク水準:高。非金融大型株へ絞るため、成長株の評価倍率、米国金利、半導体需要、上位企業、ドル円が同じ方向へ動く局面で値動きが大きくなり得ます。
指数と商品は別物です。
NASDAQ100は投資対象を測る物差しです。eMAXIS NASDAQ100インデックスは、その物差しへの連動を目指す日本の投資信託です。信託報酬・設定日・NISA区分は商品の条件であり、指数の仕様ではありません。

NASDAQ100とは?仕組みを先に理解する

Nasdaq市場に上場する非金融企業のうち、時価総額が大きい100社の値動きを測る指数です。複数種類株式があるため証券数は100を超えることがあります。

POINT 1『米国テック100社』ではなく、Nasdaq上場・非金融・時価総額を軸に選ぶ
POINT 2100社でも上位巨大企業の比重が大きく、金融を含まない
POINT 3S&P500と主要銘柄が重なるため、併用は分散より成長株比率の上乗せになりやすい
NASDAQ100の基本情報(2026年8月27日確認)
正式名称 Nasdaq-100 Index® (NDX®)
指数提供者 Nasdaq
算出開始 / launch 1985年1月31日
対象市場 Nasdaq上場の国内外非金融大型企業
銘柄数 100社(2026年7月の連動ファンドは103銘柄)
加重方式 修正時価総額加重時価総額加重構成銘柄の時価総額が大きいほど、指数全体に占める比率を高くする加重方式です。浮動株比率を調整して計算する指数も多くあります。
選定 Nasdaq上場の非金融企業を母集団とし、原則として時価総額順位を用いて100社を選びます。年次選定では上位75社を採用し、既存構成企業には順位100位・一定条件下の125位まで残留できるルールがあります。単なるテクノロジー企業一覧ではありません。
リバランス 原則として毎年12月に銘柄を再構成し、四半期ごとにリバランスします。集中度が基準を超える場合は特別リバランスもあります。
再構成 構成銘柄の年次再構成は12月、ウェイト調整は3月・6月・9月・12月が基本です。1社が複数種類株式を上場していれば、企業数100でも証券数が100を超える場合があります。

何に投資し、どう重みを決めるか

加重方式は修正時価総額加重です。 『テック指数』と呼ばれがちですが、公式には上場市場と非金融という条件が中心です。結果として成長企業・半導体への集中が強くなっています。

100社でも修正時価総額加重のため均等配分ではありません。上位の巨大企業と情報技術関連が指数を大きく動かし、金融株を含まないこともS&P500S&P500S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出する、米国の主要500社で構成される株価指数です。原則として浮動株調整後の時価総額で加重されます。との重要な違いです。

2026-07-31基準の代表ファンド資料で確認できた主な銘柄例は、Apple、NVIDIA、Microsoft、Micron Technology、Amazon、AMD、Alphabetです。主な分野は半導体、ソフトウェア、テクノロジー機器、メディア、一般消費財です。これは固定一覧ではなく、株価・採用変更・定期見直しで変わります。

銘柄入替え・リバランス

原則として毎年12月に銘柄を再構成し、四半期ごとにリバランスします。集中度が基準を超える場合は特別リバランスもあります。

過去の値動きはどうだったか

代表ファンドの実績期間は2021-01-29〜2026-08-26です。この期間のCAGRは↑ +25.1%、最大ドローダウンは↓ -27.7%でした。指数の長期実績そのものではなく、円建て・信託報酬信託報酬投資信託の運用・管理に必要な費用として、信託財産から日々差し引かれる費用です。通常は純資産総額に対する年率で表示されます。控除後の実ファンド結果です。

メリットは何か、その理由まで確認する

大型成長企業への比重が高い

利益成長への期待が大きい非金融大型企業の比重を高めるため、広範囲指数へ成長株の傾きを意図的に加えたい場合に設計意図が明確です。

指数ルールが明示されている

年次再構成、四半期リバランス、集中度調整が公開され、単なる『話題のテック株集』ではないことを公式方法論から確認できます。

S&P500より成長株へ強く傾けられる

S&P500と主要企業は重なりますが、金融を除き上位成長企業の比率を上げるため、広い米国株とは異なる値動きを選ぶ理由がはっきりします。

デメリットとリスク

上場市場と業種の偏り

Nasdaq上場かつ非金融という入口で対象を絞ります。取引所や金融除外という設計上、米国株市場全体を表す指数ではありません。

巨大成長株への集中

修正時価総額加重でも上位企業の影響は大きく残ります。利益成長だけでなく、将来期待を織り込んだ評価倍率の変化にも左右されます。

金利・半導体サイクル

将来利益の比重が大きい成長企業は金利上昇の影響を受けやすく、半導体企業は設備投資や在庫循環で業績が大きく変動する場合があります。

為替と投資行動

代表ファンドは為替ヘッジなしです。円高の下押しに加え、好成績を見て集中額を急に増やし、下落で売る行動が結果を悪化させるおそれがあります。

元本は保証されません。
株価下落、集中、流動性、為替(海外株式の場合)などにより損失が生じます。過去の上昇率は、将来の成果を約束しません。生活費や近い将来に使うお金を投資する前提の記事ではありません。

日本で買う場合の代表商品

日本で買う場合の代表商品。販売会社の取扱いと最新条件は購入前に再確認
商品名 eMAXIS NASDAQ100インデックス
運用会社 三菱UFJアセットマネジメント
連動対象 NASDAQ100指数(配当込み、円換算ベース)
信託報酬等 年率0.20350%以内(税込)
NISANISANISA口座で対象商品を運用したときの売却益や、所定の受取方法などの要件を満たす配当・分配金を、制度枠内で非課税にする日本の制度です。 成長投資枠成長投資枠NISAのうち、上場株式や一定の投資信託などを対象とする投資枠です。つみたて投資枠と併用できますが、対象外商品もあります。(2026年中はつみたて投資枠つみたて投資枠NISAのうち、長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託を対象とする投資枠です。対象商品は金融庁へ届け出られます。の対象外)
為替ヘッジ 為替ヘッジなし
商品データ基準日 2026-07-31

代表例を「最良」と順位付けするものではありません。購入前には、最新の目論見書、運用報告書、総経費率、純資産、販売会社の取扱いを確認してください。

オルカン・FANG+との違い

NASDAQ100・オルカン・FANG+の設計比較
対象 投資範囲 加重方式 主な違い
NASDAQ100 Nasdaq上場の国内外非金融大型企業 修正時価総額加重 『テック指数』と呼ばれがちですが、公式には上場市場と非金融という条件が中心です。結果として成長企業・半導体への集中が強くなっています。
オルカン 先進国・新興国の大型・中型株 浮動株調整時価総額加重 米国以外も含む。S&P500等との併用は米国比率の上乗せになりやすい
FANG+FANG+ICE Data Indicesが算出する、技術・メディア・通信や一般消費財分野の高い取引流動性を持つ成長企業で構成する等ウェイト型の株価指数です。 米国取引所上場の大型成長企業 等ウェイト等ウェイト各構成銘柄を原則として同じ比率で組み入れる加重方式です。値動きによって比率はずれるため、定期的なリバランスで均等に近づけます。(リバランス時に各10%) 10銘柄を等ウェイトに戻すため、時価総額加重のS&P500やNASDAQ100とは企業ごとの影響度が大きく異なります。

オルカンは国・業種を広げる設計、NASDAQ100はNasdaq上場の非金融大型企業へ集中する設計です。両方を持つと上位米国株が重複します。

S&P500より銘柄数と業種が少なく、金融を除外します。S&P500にも主要銘柄が多く含まれるため、併用は分散より集中を強める場合があります。

向いている考え方・注意したい考え方

検討しやすい考え方

指数の対象範囲と偏りを理解し、短期の順位ではなく長期の資産配分として選び、下落時も生活資金と分けて保有する考え方です。

注意したい考え方

直近の高いリターンだけで選ぶ、複数商品を持てば自動的に分散できると考える、近い将来に使うお金まで投資する考え方です。

初心者向け用語辞典

非金融
銀行・保険など金融業種を指数対象から除く設計。
修正時価総額加重
時価総額を基礎にしつつ、集中度を抑える上限調整を加える方式。
年次再構成
適格企業を再判定し、構成銘柄を見直すこと。NASDAQ100では基本的に12月。
四半期リバランス
3か月ごとに指数内ウェイトをルールに沿って調整すること。
特別リバランス
集中度などが基準を超えた場合に通常日程外で比率を調整する仕組み。
為替ヘッジなし
ドル円変動を打ち消さず、円換算基準価額基準価額投資信託の純資産総額を口数で割って求める、取引時の基準となる価格です。分配金の支払いや組入資産の値動きによって変動します。が為替の影響を受けること。

よくある質問

NASDAQ100はテクノロジー100社ですか?

いいえ。Nasdaq上場の非金融企業を対象にした結果として技術関連が多い指数で、一般消費財やヘルスケアなども含みます。

企業数が100なのに103銘柄なのはなぜですか?

同じ企業の複数種類株式が指数に入る場合があり、企業数と証券数が一致しないためです。

S&P500と両方持てば分散になりますか?

主要大型株が大きく重なるため、国や企業の分散よりも成長株への比重を上げる効果が強くなりやすいです。

金融株が入らない利点と欠点は?

成長企業へ傾けやすい一方、銀行・保険など異なる景気感応度の業種を持てず、業種分散が狭くなります。

つみたて投資枠で買えますか?

対象可否は商品ごと・時点ごとに変わります。2026年8月時点の代表ファンドは成長投資枠として確認し、購入前に金融庁・販売会社の最新一覧を確認してください。

直近の成績が高ければ今後も有利ですか?

保証されません。金利、利益成長、評価倍率、為替の条件が変われば、過去と異なる結果になります。

公式出典

最終確認日:2026年8月27日。構成銘柄・商品条件は変わるため、購入前に最新の公式資料を再確認してください。

免責・利益相反:本記事は情報提供を目的とし、特定商品の勧誘や将来成果の保証ではありません。数値は各社の公式資料を基にしています。Asset Logはこの記事内の代表商品について広告報酬を前提に順位付けしていません。投資判断はご自身で行ってください。

更新履歴:2026年8月27日—指数定義、集中リスク、商品条件、比較、用語、FAQを一次情報に基づき再構成。

Editor / Writer

Asset Log運営者

30代の会社員。実際に確認した体験、公式情報、仮定に基づく試算を区別して発信しています。 投資の勧誘や、確認していない体験の掲載は行いません。

免責事項:本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資には元本割れを含むリスクが伴います。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。記載内容は執筆時点の情報に基づきます。