オルカンオルカン三菱UFJアセットマネジメントの投資信託「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の通称です。全世界株式という資産分類そのものではありません。は、世界中の会社を「少しずつまとめて持つ」投資信託です。
まず2018年10月31日以降の実ファンドを、図→やさしい説明→数字の順で確認します。設定前の未独立検証参考資料は、本文の主分析と分けた参考枠にまとめています。
- 1本で日本を含む世界の株式へ広く投資します。
- 実際のオルカンは2018年10月31日に始まりました。
- 世界に分散しても下落はあります。実ファンドの年月・基準をそろえ、将来の予想とは分けて読みます。
オルカンはまだ存在しません。連続原系列の独立再現と利用条件の確認が残る参考枠へ分離し、主分析や比較ツールには採用しません。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の実際の基準価額です。
最新基準価額37,791円・純資産138,794.52億円:2026年9月30日/設定来高値:2026年8月14日。進行中の年は年初来値として表示し、完了年統計に混ぜません。MSCI構成等の旧確認値は独立した確認日を保持しています。
このページは「過去に何が起きたか」を検証する長期分析です。現在の金利・為替・景気から条件分岐を確認する場合は、オルカン予測の公開記録・検証結果をご覧ください。
オルカンとは?正式名称・基本情報
ひとことで言うと:世界中の会社を少しずつ入れた「大きなバスケット」のような投資信託です。
1つのお店だけで全部買うのではなく、いろいろな国のお店で少しずつ買うイメージです。これを分散投資分散投資投資先を複数の資産、地域、銘柄、時期などに分け、一つの要因が資産全体に与える影響を抑える考え方です。損失自体を防ぐ方法ではなく、資産間の相関にも影響されます。といいます。
正式名称は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、愛称は「オルカン」です。日本を含む先進国・新興国の株式に投資し、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)への連動を目指します。為替ヘッジは原則行わないため、海外株式の値動きと為替の両方が基準価額基準価額投資信託の純資産総額を口数で割って求める、取引時の基準となる価格です。分配金の支払いや組入資産の値動きによって変動します。へ影響します。
| 正式名称 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
|---|---|
| 設定日 | 2018年10月31日 |
| 設定時基準価額 | 10,000円(1万口あたり) |
| 最新基準価額 | 37,791円(2026年9月30日、三菱UFJアセットマネジメント公式) |
| 純資産総額純資産総額投資信託が保有する株式や債券などを時価評価した資産総額から、ファンドの運用に必要な費用などを差し引いた金額です。 | 138,794.52億円(約13.88兆円、2026年9月30日) |
| ベンチマーク | MSCI ACWI(配当込み、円換算ベース) |
| 信託報酬信託報酬投資信託の運用・管理に必要な費用として、信託財産から日々差し引かれる費用です。通常は純資産総額に対する年率で表示されます。 | 年0.05775%(税込、2026年8月25日確認) |
| 実質コスト | 計算条件の異なる二次情報を採用せず、最新運用報告書での確認項目として保留 |
| 購入時手数料 | なし(販売会社・IFA契約等の条件は要確認) |
| 信託財産留保額 | なし |
| 分配実績 | 設定来0円(2026年4月末時点) |
| NISANISANISA口座で対象商品を運用したときの売却益や、所定の受取方法などの要件を満たす配当・分配金を、制度枠内で非課税にする日本の制度です。 | つみたて投資枠つみたて投資枠NISAのうち、長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託を対象とする投資枠です。対象商品は金融庁へ届け出られます。・成長投資枠成長投資枠NISAのうち、上場株式や一定の投資信託などを対象とする投資枠です。つみたて投資枠と併用できますが、対象外商品もあります。の対象 |
MSCI ACWIはどこへ投資する指数?
MSCI ACWIは23の先進国と24の新興国、合計47カ国の大型株・中型株で構成され、世界の投資可能な株式機会のおよそ85%をカバーします。2026年7月31日時点の構成銘柄数は2,460です。以下はファンドそのものではなく、連動対象指数の構成です。
| 国・地域 | 指数比率 | 上位銘柄 | 指数比率 |
|---|---|---|---|
| 米国 | 63.55% | NVIDIA | 4.57% |
| 日本 | 5.05% | Apple | 4.47% |
| 英国 | 3.19% | Microsoft | 3.23% |
| 台湾 | 3.14% | Amazon | 2.59% |
| カナダ | 3.01% | Alphabet A | 2.04% |
| その他 | 22.07% | 上位10銘柄合計 | 24.21% |
出典:MSCI ACWI Index Factsheet、2026年7月31日。構成は定期見直しや株価変動で変わります。
年初を0%とした年内の上下幅
各年最初の公式観測値をP0とした日次基準価額の分析です。設定年と進行中の年は部分期間です。年初基準の最大下落と、高値からその後の安値までの最大ドローダウンは基準点が異なります。
| 年 | P0 | 最大上昇 | 最大下落 | 年末/最新 | 系列・観測期間 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018* | 10,000円 | +4.94% | -11.22% | -7.46% | 実ファンド(設定日から) 2018-10-31〜2018-12-28 |
| 2019 | 8,926円 | +31.48% | +0.00% | +31.48% | 実ファンド 2019-01-04〜2019-12-30 |
| 2020 | 11,569円 | +10.72% | -29.97% | +10.54% | 実ファンド 2020-01-06〜2020-12-30 |
| 2021 | 12,803円 | +32.55% | -0.51% | +32.55% | 実ファンド 2021-01-04〜2021-12-30 |
| 2022 | 17,073円 | +4.27% | -13.01% | -6.14% | 実ファンド 2022-01-04〜2022-12-30 |
| 2023 | 15,757円 | +33.51% | +0.00% | +32.63% | 実ファンド 2023-01-04〜2023-12-29 |
| 2024 | 20,756円 | +34.30% | +0.00% | +33.39% | 実ファンド 2024-01-04〜2024-12-30 |
| 2025 | 27,473円 | +21.68% | -18.81% | +21.45% | 実ファンド 2025-01-06〜2025-12-30 |
| 2026* | 33,507円 | +16.45% | -3.97% | +12.79% | 実ファンド(年初来) 2026-01-05〜2026-09-30 |
設定前の参考系列はこの日次分析へ接続していません。高値・安値を含む日次分析は利用可能な公式観測に基づきます。全公表日の観測完全性は独立確認が未完了であり、日次の最大下落や回復期間を完全同条件として認定するものではありません。
2026年の月別実績
| 月 | 基準価額 | 前月比 | 年初来 | 年初来高値 | 年初来安値 | 状態 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026年1月 | 33,732円 2026-01-30 | — | +0.67% | 34,555円 2026-01-14 / +3.13% | 33,507円 2026-01-05 / +0.00% | 月末最終公式観測日 |
| 2026年2月 | 34,542円 2026-02-27 | +2.40% | +3.09% | 34,704円 2026-02-26 / +3.57% | 33,366円 2026-02-13 / -0.42% | 月末最終公式観測日 |
| 2026年3月 | 32,176円 2026-03-31 | -6.85% | -3.97% | 34,704円 2026-02-26 / +3.57% | 32,176円 2026-03-31 / -3.97% | 月末最終公式観測日 |
| 2026年4月 | 35,897円 2026-04-30 | +11.56% | +7.13% | 35,986円 2026-04-28 / +7.40% | 32,176円 2026-03-31 / -3.97% | 月末最終公式観測日 |
| 2026年5月 | 37,737円 2026-05-29 | +5.13% | +12.62% | 37,737円 2026-05-29 / +12.62% | 32,176円 2026-03-31 / -3.97% | 月末最終公式観測日 |
| 2026年6月 | 38,017円 2026-06-30 | +0.74% | +13.46% | 38,306円 2026-06-22 / +14.32% | 32,176円 2026-03-31 / -3.97% | 月末最終公式観測日 |
| 2026年7月 | 37,521円 2026-07-31 | -1.30% | +11.98% | 38,532円 2026-07-07 / +15.00% | 32,176円 2026-03-31 / -3.97% | 月末最終公式観測日 |
| 2026年8月 | 38,905円 2026-08-31 | +3.69% | +16.11% | 39,019円 2026-08-14 / +16.45% | 32,176円 2026-03-31 / -3.97% | 月末最終公式観測日 |
| 2026年9月 | 37,791円 2026-09-30 | -2.86% | +12.79% | 39,019円 2026-08-14 / +16.45% | 32,176円 2026-03-31 / -3.97% | 月末最終公式観測日 |
年初来は2026-01-05の33,507円をP0として計算。各行の高値・安値は年初から当該行の観測日まで。前月比は前月の最終公式観測値との比較です。1月の前月比は表示しません。
実ファンドの月別実績はどう読む?
下表は2018年10月31日以降の実ファンドだけです。月次リターン月次リターンある月の始めから終わりまでに、投資対象の価値がどの程度増減したかを示す収益率です。配当再投資、通貨、費用などの計算条件をそろえて比較する必要があります。の平均・中央値・上昇割合・標本数Nを区別し、設定前の未独立検証集計は混ぜません。標本の少なさや対象期間で結果は変わり、特定の月の売買を有利と保証しません。
| 月 | 平均 | 中央値 | 上昇割合 | N |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | +1.64% | +1.89% | 75.0% | 8 |
| 2月 | +0.73% | +2.50% | 62.5% | 8 |
| 3月 | -0.70% | +0.05% | 50.0% | 8 |
| 4月 | +3.05% | +3.08% | 75.0% | 8 |
| 5月 | +2.21% | +3.12% | 75.0% | 8 |
| 6月 | +3.20% | +3.11% | 87.5% | 8 |
| 7月 | +1.15% | +1.96% | 75.0% | 8 |
| 8月 | +1.13% | +1.10% | 75.0% | 8 |
| 9月 | -0.84% | -1.98% | 37.5% | 8 |
| 10月 | +3.79% | +6.24% | 71.4% | 7 |
| 11月 | +2.87% | +1.97% | 62.5% | 8 |
| 12月 | +0.22% | +2.44% | 75.0% | 8 |
設定来実ファンドの月末比を暦月別に集計。進行中・月末未確認の月を除外し、設定前参考集計と混合しません。標本が小さく、将来の月次リターンを保証しません。
実ファンドの下落局面を確認する
以下は設定後の実ファンドです。設定前の指数参考値と同一の運用実績にはしません。年間騰落率と高値からの下落幅は別の指標です。
コロナショック(2020年)
やさしく言うと:新しい感染症への不安から急落しましたが、その年の終わりまでに戻る動きもありました。
実ファンドは2020年3月24日に設定来安値8,102円を記録しました。しかし年末までに回復し、公式CSVの前年末最終観測値と当年末最終観測値を比べた暦年騰落率は+9.0%です。上表の年初最初の観測値P0比+10.54%とは基準が異なります。年次リターンだけでは年の途中の恐怖や値動きの大きさが見えない例です。
インフレ・利上げ局面(2022年)
やさしく言うと:物の値段と金利が上がり、世界の株式市場に逆風が吹きました。
2022年の実ファンドの前年末最終観測値比は-5.6%でした。上表の年初最初の観測値P0比-6.14%とは基準が異なります。世界株下落の一方、円安が円換算基準価額の下支えとなりました。運用会社も、基準価額には組入資産の価格変動と為替変動の双方が影響すると説明しています。
100万円・360万円を投資していたらいくら?
1個100円のものを10個買うと、1,000円分です。それが1個200円になれば、同じ10個は2,000円分になります。下の表も同じ考え方ですが、税金・費用・端数は含みません。
厳密なシミュレーションには買付日、約定基準価額、税金、費用の扱いが必要です。本記事では、実在する2つの基準価額だけを使った単純比較に限定します。公表基準価額にはファンド内の運用費用が反映されています。表の「税・費用・端数を考慮しない」は、投資家の税金や追加の購入・換金費用、口数の端数を別途計算していない意味です。
| 仮定 | 投資元金 | 購入単価 | 2026/9/30評価額 | 増加分 | 注意 |
|---|---|---|---|---|---|
| 設定日に一括 | 100万円 | 10,000円 | 約377.9万円 | +277.9万円 | 仮定の試算。税・費用・端数を考慮しない |
| 設定日に一括 | 360万円 | 10,000円 | 約1,360.5万円 | +1,000.5万円 | 仮定の試算。税・費用・端数を考慮しない |
| 2020年設定来安値に一括 | 100万円 | 8,102円 | 約466.4万円 | +366.4万円 | 仮定の試算。税・費用・端数を考慮しない |
| 2000年・2010年 | 100万円 | — | 算出しない | — | 年初値と元指数系列がないため |
この比較は「安値で買えばよい」という提案ではありません。安値は後になって初めて分かります。この欄では毎月1万円・3万円の積立を算出していません。積立を比べるときは、買付回数、買付日、評価日、未投資の現金を明示する必要があります。別の学習ツールの期間や現金配分とも区別してください。
最高値でも買って大丈夫?
基準価額が過去最高値であることと、市場が割高であることは同じではありません。基準価額は保有企業の株価、配当再投資、為替、長期的な利益成長などで積み上がります。割高・割安を考えるにはPERPER株価が1株あたり利益の何倍の水準にあるかを表す株価指標です。一般に株価をEPSで割って求めますが、業種や利益の一時的な変動も考慮して読む必要があります。、企業利益、金利など別の指標が必要です。
一方、最高値だから安全という意味でもありません。2026年8月14日の39,019円が設定来高値です。2026年9月30日の基準価額は37,791円です。高値更新後にも下落は起こります。「下がるまで待つ」戦略には、下落前の上昇を取り逃すリスクがあります。
- 数年以内に使う予定のお金は投資しない
- 大幅下落時にも生活を崩さず保有できる金額にする
- 直近の好調年だけで期待リターンを決めない
- 購入時期より、資金計画と継続可能性を先に決める
一括投資と積立はどちらがいい?
ひとことで言うと:一括は最初にまとめて市場へ、積立は買う時期を分ける方法。どちらが絶対正解とは言えません。
一括投資
資金を早く市場に置けるため、上昇が続けば有利です。一方、直後の下落を大きく受け、心理的負担が増えやすい方法です。
積立投資
購入時期を分散でき、高値づかみへの不安を抑えやすい方法です。相場が上昇し続けると、一括より投資開始が遅れる場合があります。
判断軸
期待値だけでなく、生活防衛資金、投資期間、下落時に継続できるかで選びます。両方を組み合わせる方法もあります。
オルカンとS&P500・NASDAQ100の違い
| 比較 | オルカン | S&P500S&P500S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出する、米国の主要500社で構成される株価指数です。原則として浮動株調整後の時価総額で加重されます。 | NASDAQ100NASDAQ100Nasdaqが算出する、Nasdaq市場に上場する主要な非金融企業100社のパフォーマンスを測る株価指数です。単純な時価総額加重ではなく、調整ルールがあります。 |
|---|---|---|---|
| 主な対象 | 先進国・新興国の大型・中型株 | 米国大型株 | NASDAQ上場の大型非金融企業 |
| 銘柄数の目安 | 2,460(MSCI ACWI) | 500社 | 100社 |
| 地域 | 47カ国、ただし米国63.55% | 米国 | 米国市場中心 |
| 特徴 | 地域分散を重視 | 米国大型株へ集中 | 非金融・成長企業への集中度が高い |
過去にどれが上回ったかだけでは将来を決められません。オルカンにも米国株が6割超含まれるため、S&P500を追加すると米国比率がさらに高まります。複数商品を持つことが必ずしも地域分散の強化になるとは限りません。
オルカンが向いている人・向いていない人
- 世界株へ1本で分散したい
- 10年以上の長期運用を考えている
- 国・銘柄の入れ替えを指数へ任せたい
- 大幅下落を理解して積立を続けられる
- 元本割れを受け入れられない
- 数年以内に使う資金を運用したい
- 米国・特定業種へ意図的に集中したい
- 短期売買で利益を狙いたい
オルカンの用語辞典
- オルカン
- 日本を含む世界の株式へ1本で投資する投資信託。
- 基準価額
- 投資信託の値段。オルカンは1万口あたりで表示。
- インデックス
- 市場全体の値動きを表す物差し。オルカンはMSCI ACWIに連動。
- 分散
- 投資先を国や会社に分け、1つの投資先への偏りを抑えること。
- 信託報酬
- 保有中に差し引かれる運用管理費用。
- 為替
- 円と外国通貨の交換比率。外国株の円換算値に影響する。
- 参考複利年率(CAGR)
- 参考再現値を含む期間全体の増え方を、1年あたりの複利に直した数字。将来の期待利回りではない。
- ドローダウン
- 高値から底値までの下落幅。年間騰落率とは別。
- NISA
- 制度の範囲内で、対象となる投資利益を非課税にする日本の制度。
- 積立投資
- 毎月など決めた間隔で少しずつ買い、購入時期を分ける方法。
よくある質問
オルカンとは何ですか?
日本を含む先進国・新興国の株式へ投資し、MSCI ACWI(配当込み、円換算ベース)への連動を目指す投資信託です。
オルカンはいつからありますか?
2018年10月31日設定です。設定時基準価額は10,000円です。
2000年のオルカン価格はいくらですか?
存在しません。実ファンドは2018年10月31日設定です。設定前の参考値は独立再現が完了しておらず、本文の主分析や比較ツールへ採用していません。
なぜ2018年以前のデータがあるのですか?
過去の提供資料にある参考集計を、実ファンドとは別の参考枠に保存しているためです。連続する原系列と利用条件の確認が残り、独立再現済みとは扱いません。
過去最高値と過去最安値はいくらですか?
三菱UFJアセットマネジメントの公式設定来データでは、最高値39,019円(2026年8月14日)、最安値8,102円(2020年3月24日)です。
平均リターンは何%ですか?
期間と基準で変わります。本文では実ファンドの年初基準分析と月末比を分けて示しています。設定前参考値を含む平均を、実ファンドの成績や将来の期待利回りへ流用しません。
何月に下がりやすいですか?
公式CSVの実ファンド季節性は2026-09-30までの完了月だけから計算し、本文表に平均・中央値・上昇割合・Nを示しています。設定前の未独立検証参考集計と混合せず、将来も同じとは限りません。
最高値でも買って大丈夫ですか?
最高値だけでは割高と判断できません。ただし下落リスクは常にあるため、長期で保有できる金額かを確認します。
暴落すると何%下がりますか?
将来の下落幅は予測できません。本文の設定後の実ファンドを確認し、年間騰落率と高値から安値までの最大ドローダウンを区別してください。設定前の指数参考値を実ファンドの最大下落とは扱いません。
S&P500との違いは?
オルカンは世界47カ国、S&P500は米国大型株が対象です。オルカンにも米国株が6割超含まれます。
新NISAで買えますか?
つみたて投資枠と成長投資枠の両方の対象です。取扱いは金融機関で確認してください。
オルカンだけで十分ですか?
世界株部分を1本で持ちたい人には候補ですが、現金、債券、近い将来に使う資金まで代替するものではありません。
まとめ
- 実ファンドは2018年10月31日から。設定前参考資料と区別する
- 実ファンドの表は2026年9月30日までの観測を使用する
- 年初基準の上下幅、暦年騰落率、最大ドローダウンは別の指標
- 同じ期間・通貨・再投資条件で比較し、過去平均を将来予想にしない
- 生活資金を分け、下落時にも続けられる額と期間を考える
オルカンは、世界の株式へ広く投資できる選択肢の一つです。過去には長期で成長した一方、途中には大きな下落もありました。大切なのは「未来を当てる」ことより、自分が無理なく続けられる金額と期間を決めることです。
独立した参考枠:設定前系列と混合参考集計
以下は提供資料に由来する従来の参考表示です。実ファンドの実績ではなく、特に2000〜2011年と参考NAVの連続系列は独立再現できていません。取得・派生物公開の利用条件も確認中で、権利侵害の有無を断定するものではありません。本文の主結論、ランキング、比較ツールの計算元、期待利回りの入力値には採用しません。図表・数値を別系列に置き換えたり、実ファンドとして読み替えたりしないでください。
約4,020円
↓ -53.1%
10,000円
8,102円
↑ +32.5%
39,019円*
オルカンはいつからある?2000年データの正体
ひとことで言うと:実際のオルカンは2018年10月31日から。それ以前は同じ物差しに近づけた参考値です。
オルカンそのものの基準価額は2018年10月31日より前には存在しません。本記事の2000年〜2018年10月30日は、提供資料にあるMSCI ACWI Net Returns(JPY)ベースの年次参考系列です。円換算・配当再投資後・為替ヘッジなしの指数比較で、実ファンドの基準価額ではありません。2012〜2018年の年次騰落率はMSCI公式資料と照合し、2000〜2011年の連続指数系列は独立再現できていません。
MSCI ACWI Net Returns(JPY、円換算、配当再投資後、為替ヘッジなし)を基礎に、設定時10,000円へ接続した提供資料の参考値です。実ファンドの基準価額ではありません。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の実際の基準価額。
Reference_NAV_t = 10,000 × Index_t ÷ Index_2018-10-31対象指数はMSCI ACWI Net Returns(JPY)。通貨は円、配当は税引後再投資、為替ヘッジは行わない条件です。参考系列は2018年10月30日まで、実ファンドは2018年10月31日からです。2012〜2018年の年次騰落率はMSCI公式資料と小数第1位で一致しました。2000〜2011年の連続指数値は独立再現できていないため、当該期間の年平均・高値・安値は提供資料に基づく未独立検証の参考値としてのみ掲載します。

オルカン相当の基準価額を2000年から見る
基準価額は、投資信託の値段を表す数字です。表の「※」は参考再現値、「*」は年の途中であることを示します。
年平均、年間安値・高値、年次騰落率を一覧にしました。参考再現値には「※」、2026年途中値には「*」を付けています。参考期間の年平均は提供資料の集計値で、元の月次・日次系列がないため平均方法を独立確認できていません。
| 年 | 年平均 | 安値(月・日) | 高値(月・日) | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|
| 2000※ | 約4,020円 | 約3,732円(11月) | 約4,247円(3月) | -4.3% |
| 2001※ | 約3,665円 | 約3,129円(9月) | 約4,065円(1月) | -3.8% |
| 2002※ | 約3,208円 | 約2,621円(9月) | 約3,857円(3月) | -26.9% |
| 2003※ | 約3,008円 | 約2,612円(2月) | 約3,353円(12月) | +21.0% |
| 2004※ | 約3,518円 | 約3,365円(3月) | 約3,773円(12月) | +10.2% |
| 2005※ | 約4,142円 | 約3,690円(1月) | 約4,761円(12月) | +27.7% |
| 2006※ | 約5,185円 | 約4,821円(5月) | 約5,835円(12月) | +22.1% |
| 2007※ | 約6,280円 | 約5,842円(2月) | 約6,676円(10月) | +4.7% |
| 2008※ | 約4,650円 | 約2,904円(12月) | 約5,673円(5月) | -53.1% |
| 2009※ | 約3,360円 | 約2,578円(2月) | 約3,989円(12月) | +38.3% |
| 2010※ | 約3,798円 | 約3,465円(8月) | 約4,217円(4月) | -1.8% |
| 2011※ | 約3,914円 | 約3,263円(9月) | 約4,383円(4月) | -12.1% |
| 2012※ | 約4,033円 | 約3,635円(5月) | 約4,619円(12月) | +30.5% |
| 2013※ | 約5,850円 | 約5,085円(1月) | 約6,937円(12月) | +49.3% |
| 2014※ | 約7,283円 | 約6,504円(1月) | 約8,321円(12月) | +18.8% |
| 2015※ | 約8,425円 | 約7,724円(9月) | 約8,997円(5月) | -2.0% |
| 2016※ | 約7,611円 | 約7,077円(6月) | 約8,579円(12月) | +4.6% |
| 2017※ | 約9,345円 | 約8,574円(1月) | 約10,335円(12月) | +19.7% |
| 2018※ | 約10,121円 | 約9,239円(12月) | 約10,829円(9月) | -11.8% |
| 2019 | 約10,543円 | 8,926円(1/4) | 11,736円(12/30) | +26.8% |
| 2020 | 約11,145円 | 8,102円(3/24) | 12,809円(12/29) | +9.0% |
| 2021 | 約15,143円 | 12,738円(1/5) | 16,971円(12/30) | +32.7% |
| 2022 | 約16,541円 | 14,851円(3/9) | 17,802円(9/13) | -5.6% |
| 2023 | 約18,769円 | 15,757円(1/4) | 21,037円(12/20) | +30.4% |
| 2024 | 約24,824円 | 20,756円(1/4) | 27,876円(12/27) | +32.5% |
| 2025 | 約28,422円 | 22,305円(4/9) | 33,428円(12/29) | +20.5% |
| 2026* | 約36,165円 | 32,176円(3/31) | 39,019円(8/14) | +13.3% |
年間リターンと長期の複利ペース
ひとことで言うと:26年中17年は上昇、9年は下落。半分以上下がった年もありました。
貯金箱のお金が毎年同じ量ずつ増えたわけではありません。大きく増える年も、大きく減る年もあります。ここで示す参考複利年率(CAGR相当)は、参考再現値を含む期間全体の増え方を「1年あたり」に直した数字です。

| 上昇年 / 下落年 | 17年 / 9年(上昇割合65.4%) |
|---|---|
| 年間リターン算術平均 | +10.67% |
| 年間リターン中央値 | +14.50% |
| 参考複利年率(CAGR相当) | +8.01%/年 2000〜2018年の参考再現値を含む |
| 年次リターン標準偏差 | 22.03%(母集団) |
| 最大上昇年 | 2013年 +49.3% |
| 最大下落年 | 2008年 -53.1% |
| 最長連続上昇 | 5年(2003〜2007年) |
| 最長連続下落 | 3年(2000〜2002年) |
算術平均と参考複利年率は別物です。算術平均は各年のリターンを単純に平均した値、参考複利年率は最初から最後までの増え方を複利で年率換算した値です。8.01%は2000〜2018年の参考再現値を含む特定期間の計算結果であり、実際に2000年からオルカンを保有した実績でも、将来の期待利回りでもありません。
2008年の-53.1%は年初から年末までの年間下落率です。日次・月次の連続系列がないため、本記事の再現系列について高値から安値までの最大ドローダウンは算出していません。MSCI公式のMSCI ACWI Net Returns(JPY)資料では、最大ドローダウン65.13%(2007年7月13日〜2009年3月9日)が示されています。これは円換算の指数系列で、オルカン実ファンドの最大ドローダウンではありません。
オルカンは何月に安くなりやすい?
ひとことで言うと:過去データから傾向は確認できますが、「○月に買えば有利」と断定できるものではありません。
26回ほどの結果は、明日の天気を必ず当てるカレンダーではありません。世界の景気や為替(円と外国通貨の値動き)で結果は変わります。
その1年の中で、最も安い値を付けた月を数えます。
その月が前月から平均で何%動いたか。年間安値月とは別の指標です。
年次表の高値月・安値月を再集計すると、年間安値は1月が8回、年間高値は12月が16回で最多でした。これは全26年分の高値月・安値月から再計算できます。

一方、月別平均リターンは元の月次全系列が提供されていません。確認できた集計値は1月-0.4%、4月+2.4%、8月-0.9%、9月-0.8%、10月+2.0%、11月+2.0%、12月+2.1%です。残る月や中央値、勝率、最大上昇・下落、標準偏差は推測せず未掲載としました。

実ファンドの月別季節性は本文の専用表に分離しています。
約26年は季節性を断定できるほど無限に大きい標本ではありません。円換算値は為替の影響も受けます。また、世界株が長期上昇したため、年初が年間安値、年末が年間高値になりやすいバイアスがあります。
設定前を含む参考暴落資料(未独立検証)
ひとことで言うと:長期で上がった期間でも、途中に大きな下落がありました。

ITバブル崩壊(2000〜2002年)
やさしく言うと:インターネット会社への期待が大きくなりすぎ、熱が冷めて株価が何年も弱くなりました。
参考再現系列は2000年-4.3%、2001年-3.8%、2002年-26.9%と3年連続で下落しました。単年の急落だけでなく、弱い相場が複数年続く可能性も確認できます。元の連続指数データがないため、100万円の厳密な評価額や回復日数は算出していません。
リーマン・ショック(2008〜2009年)
やさしく言うと:世界の金融システムに大きな不安が広がり、急な下り坂になりました。
2008年は-53.1%、翌2009年は+38.3%でした。100万円が年間で46.9万円になった後に38.3%上昇しても約64.9万円です。大きな下落後は、同じ率だけ上昇しても元に戻りません。
データ出典・計算方法
- 三菱UFJアセットマネジメント:オルカン商品ページ
- 三菱UFJアセットマネジメント:設定来日次データCSV(データ基準日2026年9月30日、取得時刻2026-10-01T14:27:29+00:00)
- 三菱UFJアセットマネジメント:オルカンのベンチマーク
- 三菱UFJアセットマネジメント:交付目論見書
- MSCI:MSCI ACWI Index(2026年7月31日)
- MSCI:MSCI ACWI Index Factsheet
- MSCI:MSCI World Index(JPY)Factsheet/比較欄のMSCI ACWI Net Returns(JPY)
- 金融庁:つみたて投資枠対象商品
- 楽天証券:基準価額・純資産・設定来高値/安値
- S&P Dow Jones Indices:S&P 500
- Nasdaq:NASDAQ-100 Factsheet
本稿後半の独立した参考枠にある、設定前を含む参考年次表は提供資料deep-research-report.mdを使用。本文主分析の実ファンド年初基準表・2026年月次表・実ファンド季節性表は、運用会社の公式CSVに基づきます。2000年〜2018年10月30日はMSCI ACWI Net Returns(JPY、円換算、配当再投資後、為替ヘッジなし)を基礎とする参考系列、2018年10月31日以降は実ファンドです。2012〜2018年の年次騰落率はMSCI公式資料と小数第1位で一致しました。2000〜2011年と参考NAVの連続系列は未独立再現です。算術平均・中央値・参考複利年率・標準偏差・連続上昇/下落年、高値月/安値月回数は提供年次値から再計算しました。月別平均は元系列がないため提供資料値を「未独立検証」として掲載しています。
更新履歴:2026年9月1日—三菱UFJアセットマネジメント公式CSVの8月31日値を反映し、8月騰落率、2026年YTD、年初基準分析、試算、実ファンドの8月季節性、チャートを再計算。
更新履歴:2026年10月1日—2026年9月30日までの公式rawから実ファンドの年次・月次・季節性・高値安値・試算・図表を再計算。
最終更新日:2026年10月1日。各制度・商品条件の確認日は元記事の表示を保持しています。
免責事項:本記事は情報提供を目的としており、特定商品の購入・売却を推奨するものではありません。掲載データは過去の実績または参考再現値であり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。