株式・新NISA

日経225とは?225銘柄・株価平均型・TOPIXとの違いを解説

INDEX GUIDE / 公式情報で確認

日経225日経225日本経済新聞社が算出する、東京証券取引所プライム市場の225銘柄を対象とした株価平均型の指数です。株価水準の高い銘柄の影響を受けやすい特徴があります。を、指数・投資信託投資信託多くの投資家から集めた資金を一つにまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資する金融商品です。運用成果は投資家に帰属します。・過去実績に分けて理解する

データや商品名を混ぜず、何へ投資する仕組みなのかを初心者向けに整理します。

著者: Asset Log運営者公開日: 2026年8月26日最終更新: 2026年8月27日データ基準日: 2026-07-31
30秒で分かる要約

  • 投資対象:東京証券取引所プライム市場の国内普通株から選ばれた225銘柄で構成する株価平均型指数です。ニュースで『日経平均』と呼ばれる代表的な日本株指数です。
  • 最大の特徴:株価の高い銘柄ほど指数への影響が大きくなります。会社の時価総額時価総額上場株式をある時点の株価で評価した総額で、一般に株価に株式数を掛けて求めます。個別企業の株主持分の市場価値や、市場全体の規模を表すために使われます。が最大だから影響も最大、とは限りません。
  • オルカンオルカン三菱UFJアセットマネジメントの投資信託「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の通称です。全世界株式という資産分類そのものではありません。との違い:オルカンは世界へ時価総額加重時価総額加重構成銘柄の時価総額が大きいほど、指数全体に占める比率を高くする加重方式です。浮動株比率を調整して計算する指数も多くあります。で分散します。日経225を足すと日本の代表株、特に値がさ株の比率を意図的に増やします。
  • リスク水準:中〜高。日本の代表225社へ分散しても、株価水準の高い一部銘柄、日本景気、円相場、輸出需要の影響を強く受けます。
指数と商品は別物です。
日経225は投資対象を測る物差しです。eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)は、その物差しへの連動を目指す日本の投資信託です。信託報酬・設定日・NISA区分は商品の条件であり、指数の仕様ではありません。

日経225とは?仕組みを先に理解する

東京証券取引所プライム市場の国内普通株から選ばれた225銘柄で構成する株価平均型指数です。ニュースで『日経平均』と呼ばれる代表的な日本株指数です。

POINT 1時価総額ではなく調整後株価の高い銘柄ほど指数を動かしやすい
POINT 2流動性とセクターバランスを用いて225社を選び、4月・10月に見直す
POINT 3ニュースで広く使われる代表指数だが、日本市場全体の縮図ではない
日経225の基本情報(2026年8月27日確認)
正式名称 日経平均株価(日経225)
指数提供者 日本経済新聞社
算出開始 / launch 1950年9月7日(1949年5月16日まで遡及計算)
対象市場 東証プライム市場の代表225銘柄
銘柄数 225銘柄
加重方式 株価平均型(price-weighted)
選定 東証プライム市場の国内普通株を母集団に、市場流動性と6つのセクターバランスを確認して225銘柄を選びます。時価総額上位225社を機械的に採用する指数ではありません。
リバランスリバランス値動きなどで目標からずれた資産配分や指数の構成比率を、売買などで定めた比率へ戻すことです。実施時期と方法は商品や指数で異なります。 4月と10月の年2回、流動性とセクターのバランスを考慮して定期見直しします。臨時入替えもあります。
再構成 定期見直しは原則4月・10月です。上場廃止などで欠員が生じる場合は臨時入替えがあり、除数を調整して銘柄変更だけで指数値が不連続にならないようにします。

何に投資し、どう重みを決めるか

加重方式は株価平均型(price-weighted)です。 株価の高い銘柄ほど指数への影響が大きくなります。会社の時価総額が最大だから影響も最大、とは限りません。

株価平均型では企業規模ではなく調整後株価が高い銘柄の寄与が大きくなります。225社へ均等投資する指数でも、日本市場全体を時価総額比で持つ指数でもありません。

2026-07-31基準の代表ファンド資料で確認できた主な銘柄例は、アドバンテスト、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、TDK、リクルートホールディングスです。主な分野は電気機器、小売、情報・通信、化学、機械です。これは固定一覧ではなく、株価・採用変更・定期見直しで変わります。

銘柄入替え・リバランス

4月と10月の年2回、流動性とセクターのバランスを考慮して定期見直しします。臨時入替えもあります。

過去の値動きはどうだったか

代表ファンドの実績期間は2018-02-02〜2026-08-26です。この期間のCAGRは↑ +15.0%、最大ドローダウンは↓ -31.2%でした。指数の長期実績そのものではなく、円建て・信託報酬信託報酬投資信託の運用・管理に必要な費用として、信託財産から日々差し引かれる費用です。通常は純資産総額に対する年率で表示されます。控除後の実ファンド結果です。

メリットは何か、その理由まで確認する

代表225社の値動きを把握しやすい

流動性の高い代表225社へ対象を絞るため、日本の主要企業の値動きを一つの指数として把握しやすい設計です。

ニュースや金融商品で広く使われる

長く公表され、ニュース・先物・投資信託などで共通基準として使われるため、自分のファンドと市場報道の差を確認しやすくなります。

構成銘柄の選定で流動性と業種を考慮する

単なる株価上位225社ではなく、売買のしやすさと6セクターのバランスを確認して選ぶため、代表指数としての継続性を持たせています。

デメリットとリスク

値がさ株への偏り

株式分割などを調整した株価水準が高い銘柄の影響が大きく、時価総額最大の企業が最大寄与とは限りません。

225社という選抜

流動性と業種バランスを重視する代表銘柄指数であり、小型株を含む日本市場全体への分散ではありません。

日本景気・円相場

国内政策だけでなく、輸出企業の業績を通じて世界景気や円高・円安の影響も受けます。

指数値の読み違い

ニュースの『日経平均が上昇』を、保有する日本株すべてが同じ割合で上がった意味に置き換えないでください。

元本は保証されません。
株価下落、集中、流動性、為替(海外株式の場合)などにより損失が生じます。過去の上昇率は、将来の成果を約束しません。生活費や近い将来に使うお金を投資する前提の記事ではありません。

日本で買う場合の代表商品

日本で買う場合の代表商品。販売会社の取扱いと最新条件は購入前に再確認
商品名 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
運用会社 三菱UFJアセットマネジメント
連動対象 日経平均トータルリターン・インデックス(日経225・配当込み)
信託報酬等 年率0.143%以内(税込、純資産別の逓減制)
NISANISANISA口座で対象商品を運用したときの売却益や、所定の受取方法などの要件を満たす配当・分配金を、制度枠内で非課税にする日本の制度です。 つみたて投資枠つみたて投資枠NISAのうち、長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託を対象とする投資枠です。対象商品は金融庁へ届け出られます。成長投資枠成長投資枠NISAのうち、上場株式や一定の投資信託などを対象とする投資枠です。つみたて投資枠と併用できますが、対象外商品もあります。
為替ヘッジ 該当なし(国内株式)
商品データ基準日 2026-07-31

代表例を「最良」と順位付けするものではありません。購入前には、最新の目論見書、運用報告書、総経費率、純資産、販売会社の取扱いを確認してください。

オルカン・TOPIXとの違い

日経225・オルカン・TOPIXの設計比較
対象 投資範囲 加重方式 主な違い
日経225 東証プライム市場の代表225銘柄 株価平均型(price-weighted) 株価の高い銘柄ほど指数への影響が大きくなります。会社の時価総額が最大だから影響も最大、とは限りません。
オルカン 先進国・新興国の大型・中型株 浮動株調整時価総額加重 米国以外も含む。S&P500S&P500S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出する、米国の主要500社で構成される株価指数です。原則として浮動株調整後の時価総額で加重されます。等との併用は米国比率の上乗せになりやすい
TOPIXTOPIX日本取引所グループが算出する、日本の株式市場を広範に網羅することを目指した時価総額加重型の市場ベンチマークです。構成銘柄は定期的に見直されます。 日本株式市場を広範にカバー 浮動株調整時価総額加重 時価総額が大きい企業ほど影響が大きい一方、日経225より銘柄数が多く、日本市場全体を把握しやすい指数です。

オルカンは世界へ時価総額加重で分散します。日経225を足すと日本の代表株、特に値がさ株の比率を意図的に増やします。

S&P500は浮動株時価総額加重、日経225は株価平均型です。銘柄数だけでなく、企業の影響度を決める仕組みが違います。

向いている考え方・注意したい考え方

検討しやすい考え方

指数の対象範囲と偏りを理解し、短期の順位ではなく長期の資産配分として選び、下落時も生活資金と分けて保有する考え方です。

注意したい考え方

直近の高いリターンだけで選ぶ、複数商品を持てば自動的に分散できると考える、近い将来に使うお金まで投資する考え方です。

初心者向け用語辞典

株価平均型
構成銘柄の調整後株価を合計し、除数で割って指数を計算する方式。
値がさ株
1株あたりの株価水準が高い銘柄。日経225への寄与が大きくなりやすい。
除数
銘柄入替えや株式分割で指数が不連続にならないよう調整する計算上の値。
市場流動性
売買代金や価格変動などから見た取引のしやすさ。
セクターバランス
業種の偏りを抑えるため、技術・金融・消費など6分類の構成を確認する考え方。
トータルリターン
株価変動に配当再投資を含めた収益率。

よくある質問

日経225は日本の時価総額上位225社ですか?

いいえ。東証プライムの国内普通株から、流動性とセクターバランスを考慮して選ぶ代表225社です。

株価が高い企業は時価総額も大きいですか?

一致しません。株価は発行株数で変わるため、1株価格が高くても企業全体の時価総額が最大とは限りません。

TOPIXとの最大の違いは?

日経225は選抜225社の株価平均型、TOPIXはより広い銘柄を対象にした浮動株調整時価総額加重です。

日経225とTOPIXを両方持つと分散できますか?

多くの銘柄が重なり、日本1カ国という偏りは変わりません。加重方式の組合せとして意図を確認してください。

オルカンに日経225を足す意味は?

世界株式に含まれる日本株、特に値がさ代表株を上乗せする選択です。国際分散を増やすものではありません。

ニュースの上昇率と投資信託は同じですか?

配当込み/なし、基準時刻、費用などが異なり一致しません。記事では代表ファンドの分配金再投資基準価額を別系列として扱います。

公式出典

最終確認日:2026年8月27日。構成銘柄・商品条件は変わるため、購入前に最新の公式資料を再確認してください。

免責・利益相反:本記事は情報提供を目的とし、特定商品の勧誘や将来成果の保証ではありません。数値は各社の公式資料を基にしています。Asset Logはこの記事内の代表商品について広告報酬を前提に順位付けしていません。投資判断はご自身で行ってください。

更新履歴:2026年8月27日—指数定義、集中リスク、商品条件、比較、用語、FAQを一次情報に基づき再構成。

Editor / Writer

Asset Log運営者

30代の会社員。実際に確認した体験、公式情報、仮定に基づく試算を区別して発信しています。 投資の勧誘や、確認していない体験の掲載は行いません。

免責事項:本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資には元本割れを含むリスクが伴います。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。記載内容は執筆時点の情報に基づきます。