「同じくらいの年代で、みんなどれくらい資産を持っているんだろう」——投資や貯金を続けていると、一度は気になる問いだと思います。私自身、そう思って他のブログを見ては、参考になる一方で「前提が違いすぎて自分には当てはめにくいな」と感じることがありました。
このブログでは、30歳会社員・既婚・子ども1人という前提で、毎月の資産状況をできる範囲で正直に公開しています。専門家の正解ではなく、ひとつの家庭のリアルな記録として読んでください。
2026年4月時点の総資産は、約1,962万円です。大きく増やせた月があったというより、収入の一部を先に残し、生活防衛資金を厚めに置きながら、無理のない範囲で新NISA・株式・仮想通貨に回してきた結果です。
2026年4月時点の資産内訳
| 資産クラス | 金額の目安 | 比率 | 考え方 |
|---|---|---|---|
| 現金・預金 | 約1,327万円 | 約68% | 生活防衛資金、住宅購入、教育費への備えを優先 |
| 外貨建て保険 | 約300万円 | 約15% | 過去に加入した保険。今後は増やしすぎない方針 |
| 仮想通貨 | 約250万円 | 約13% | 価格変動が大きいので、余剰資金の範囲で保有 |
| 株式・インデックス | 約85万円 | 約4% | 新NISAを中心に、長期で少しずつ積み上げ |
| 合計 | 約1,962万円 | 100% | 攻めよりも守りを厚めにした配分 |
一般的な資産形成の話だけを見ると、現金比率68%は高すぎると感じるかもしれません。ただ、わが家は子どもがいて、将来的な住宅購入も検討しています。仮想通貨の価格変動も経験しているので、今は「増やす力」よりも「家計が崩れない安心感」を重視しています。
ここまで増やせた理由
1. 収入が入ったら先に残す形にした
以前は、月末に残ったお金を貯金する感覚でした。でもそれだと、気づかないうちに使ってしまいます。今は給与が入った時点で、生活費・貯金・投資資金をざっくり分けるようにしています。
特別な節約術というより、先に置き場所を決めるだけです。社内預金も使っていますが、これは誰にでもある制度ではありません。大事なのは社内預金そのものではなく、「簡単に引き出しにくい場所へ先に移す」仕組みを作ることだと感じています。
2. 固定費を大きくしすぎなかった
資産形成で効いたのは、細かい節約よりも固定費を重くしすぎないことでした。スマホ代、保険、住居費、サブスクのように毎月出ていくお金は、一度見直すと効果が続きます。
特に子育て世帯は、予想外の支出が急に出ます。だからこそ、毎月の固定費を少し軽くしておくと、投資を続ける余裕も残しやすくなります。
3. 投資より先に生活防衛資金を厚めにした
投資を始めた頃は、もっと早く資金を入れた方がいいのではと焦る気持ちもありました。ただ、生活防衛資金が薄い状態で投資額を増やすと、相場が下がったときに冷静でいられません。
わが家の場合、現金を厚めに持っているからこそ、新NISAや仮想通貨の値動きがあっても、生活費や教育費の不安に直結しにくいです。これはリターンを最大化する配分ではありませんが、続けるためには合っていました。
4. 仮想通貨では失敗も経験した
仮想通貨は資産を増やすきっかけにもなりましたが、正直に言うと失敗も多いです。焦って買ったり、手数料やスプレッドを軽く見たり、価格が上がる前提で考えすぎたりしました。
今は、販売所で何となく買うのではなく、スプレッドや取引形式を確認するようにしています。仮想通貨は値動きが大きいので、生活費や教育費に影響しない範囲で扱うのが前提です。
この資産配分をそのまま真似しなくていい理由
この記事の数字は、あくまで私の家庭の記録です。年収、家族構成、住む地域、住宅購入の予定、リスク許容度が違えば、ちょうどいい現金比率も投資額も変わります。
特に、現金比率68%という数字だけを見て「現金を多く持てば安心」と決める必要はありません。独身で支出が少ない人、住宅購入予定がない人、投資経験が長い人なら、もっと投資比率を高める選択もあると思います。
逆に、子どもがいる家庭や大きな支出を控えている家庭では、資産額よりも「何かあっても生活が崩れないか」を先に見る方が安心です。
資産額よりも見ている3つの数字
総資産の金額だけを見ると、増えた・減ったで一喜一憂しやすくなります。私も最初はそうでした。ただ、家計全体を見るようになってからは、総額そのものよりも次の3つを重視しています。
生活費の何か月分を現金で置けているか
まず確認しているのは、現金・預金が生活費の何か月分あるかです。わが家は子どもがいるので、独身時代よりも急な支出への耐性を大切にしています。病気、家電の買い替え、帰省、保育園・教育関係の支出など、予想外の出費は意外と重なります。
投資額を増やす前に、生活費の数か月分をすぐ使える形で置いておく。これがあるだけで、相場が下がったときに「売らないと生活できない」という状態を避けやすくなります。
毎月いくら自動で残せているか
次に見ているのは、毎月いくら残せているかです。資産形成は、1回の大きな節約よりも、毎月の仕組みの方が効きます。給与が入ったら先に貯金・投資分を分け、残りで生活する。単純ですが、これを続けるだけで家計のブレが小さくなりました。
もちろん、子どもの行事や旅行、冠婚葬祭がある月は予定通りに残せないこともあります。その月だけを失敗と見ず、年間で見て残せていればよしと考えるようにしています。
リスク資産が生活に影響しない範囲か
最後に、株式や仮想通貨などのリスク資産が、生活に影響しない範囲かを見ています。仮想通貨は短期間で大きく動くので、上がっているときほど油断しやすいです。含み益が増えても、それはまだ確定したお金ではありません。
そのため、仮想通貨や株式の比率が高くなりすぎたと感じたときは、追加投資を急がず、現金や生活防衛資金とのバランスを見直すようにしています。増やすことより、続けられる状態を保つことを優先しています。
ここまで続けるためにやめたこと
資産形成というと「何を買ったか」に目が向きがちですが、私の場合は、やめたことの方が効果がありました。
- 相場が上がっているからという理由だけで投資額を増やすこと
- 余ったら貯める、という月末任せの家計管理
- よく分からないまま販売所で仮想通貨を買うこと
- 保険や固定費を一度決めたら放置すること
- SNS上の成功例と自分の家計を比べすぎること
どれも派手な話ではありません。でも、30代で家族がいる状態だと、派手なリターンよりも「大きく崩れないこと」の方が大事だと感じています。資産形成は、生活を苦しくしてまでやるものではありません。
この公開記事を読むときの注意点
この資産公開は、読者に同じ配分をすすめるための記事ではありません。むしろ、「同じ30代でも家庭によって判断が変わる」という前提で見てもらえると役に立つと思います。
わが家は、現金を厚めに持つことで安心感を得ています。一方で、投資比率をもっと高めた方が長期リターンは大きくなる可能性もあります。どちらが正解というより、自分の家計・家族構成・将来の支出予定に合っているかが大切です。
もしこの記事を参考にするなら、まずは「自分の総資産はいくらか」「生活費の何か月分を現金で置けているか」「毎月いくらなら無理なく続けられるか」を書き出してみるのがよいと思います。いきなり投資商品を選ぶより、今の家計の形を知る方が先です。
次に見直したいこと
- 新NISAの積立額を、家計に無理のない範囲で増やせるか確認する
- 外貨建て保険の役割を整理し、今後も必要か見直す
- 仮想通貨はOKJでの購入コストと、BITPOINTでのステーキング条件を定期的に確認する
- 住宅購入や教育費の見通しに合わせて、現金比率を少しずつ調整する
焦って投資額を増やすより、まずは毎月の家計が崩れない形を作る。そのうえで、余剰資金を少しずつ投資に回す。地味ですが、30代会社員の資産形成としては、この順番がいちばん続けやすいと感じています。
次に読むと、資産形成の流れがつかみやすい記事
この資産公開だけで終わらせず、現金をどのくらい残すか、投資前に何を整えるかまで読むと、数字の背景が見えやすくなります。
- 生活防衛資金はいくら必要?子育て世帯が投資より先に整えるべきお金を解説
- 私が現金比率を高めにしている理由
- 投資を始める前にやっておくこと5つ|口座開設より先にすべき準備
- 仮想通貨で失敗したこと・後悔している買い方
免責事項:本記事は運営者個人の資産状況と体験を共有するものであり、特定の金融商品・暗号資産・投資手法の購入を推奨するものではありません。投資には元本割れや価格変動のリスクがあります。最終的な判断はご自身の責任で行ってください。